倉庫・工場・物流センターで後を絶たないフォークリフトの接触事故。その多くは、荷やマストで前方視界が遮られる後退時・旋回時の死角で発生しています。本記事では、AIが「人だけ」を検知して警報・自動停止するTCIのAI人検知カメラで、こうした事故を作業者の注意力に頼らず「仕組み」で止める方法を解説します。

フォークリフトの死角はなぜ危険なのか

フォークリフトは構造上、前方はマストとフォーク、後方はカウンターウェイトとオペレーターの体で視界が制限されます。とくに後退・旋回時は、通路を横切る歩行者や、荷の陰から現れる作業者を視認しづらく、重大な労働災害につながります。

主要メーカーの現行機と後付け対応

AI人検知カメラは特定メーカー専用ではなく、主要メーカーの現行機に後付けで対応できます。代表的な機種を挙げます。

  • トヨタL&F:カウンターバランス「GENEO(ジェネオ)」シリーズや電動「7FB」シリーズなど、幅広いラインアップに対応。
  • コマツ(フォークリフト):ディーゼルのFDシリーズ(FD25 など)、バッテリーのFBシリーズ(FB15 など)
  • ニチユ三菱(ロジスネクスト):電動「FB」シリーズなど、屋内物流で多用される機種。

1.0〜3.5t クラスの標準的なリーチ/カウンター機であれば、機種を問わず取り付け・調整が可能です。

AI人検知カメラによる解決

人の検知に特化したAIカメラを後方・側方に取り付けることで、障害物センサーが苦手とする「人か、荷か」の判別を行い、接触前に警報・減速・自動停止を実行します。パイロン・パレット・柱などには過剰反応せず、歩行者にのみ反応するため、現場の生産性を落としません。TCIのAI人検知カメラはNETIS登録製品(KT-240077-A)で、公共調達でも評価されています。

導入効果

  • 後退・旋回時の歩行者接触リスクを大幅に低減
  • ヒヤリハットの記録・見える化による安全教育の高度化
  • KYT(危険予知)だけに頼らない「止まる仕組み」の構築

お使いの機種(トヨタL&F/コマツ/ニチユ三菱ほか)と現場条件に合わせた最適構成は、安全ソリューション診断からご確認いただけます。建設機械の死角対策はこちらの記事もあわせてご覧ください。